もうそろそろ6月も終わりです。
京都の梅雨は祇園祭が終わる頃だといわれています。
毎年その言葉どおり、祇園祭の頃までは蒸し暑い日が続く印象があります。
しかし今年の6月はエアコンいらずの涼しさで、嫌な湿度もそれほど感じません。
本当に、あの溶けてしまいそうな夏がやってくるのでしょうか……。
ここ最近は、イギリスから届いたアンティークブック(洋古書)やアンティークボトルの整理が続いております。
装丁をひとつひとつ見ていると、本当に素敵なデザインの本が多いのです。
主に19世紀後半から20世紀初頭の本を扱うことが多いのですが、アーツ・アンド・クラフツ運動やアール・ヌーヴォー全盛期のデザインは本当に美しいと思います。
もちろん本なので、読むものであることが大前提だとは思います。
しかし、こうした美しい装丁の本たちを見ていると、本棚を飾る工芸品としての役割もあったのではないかと思えてくるわけです。

鮮やかなブルーに金彩、そしてエンボス加工で施された花のデザイン。

独特な配色と、曲線や動物、植物を用いた装飾。
出版された当時はおそらくもっと鮮やかな赤だったのでしょうが、経年によって落ち着いた赤へと変化した姿もまた素敵です。

落ち着いたグリーンが印象的で、クラシックでありながら高級感も感じる一冊。

アール・ヌーヴォー期特有の有機的な曲線と薔薇の装飾が美しい装丁の古い本。
こちらの配色も、ありそうでなかなか見かけない魅力があります。
あくまで私の勝手な想像ですが、
きっとこの本たちはその昔、どこかのお家で、時には手に取って読まれ、時には本棚を彩るひとつの工芸品として大切にされてきたのでしょう。
そんな本たちはこれからまた、どこかのお家で再び大切にしてもらう。
そう考えると、とても幸せな本たちだと思います。
時々お店のInstagramでも本をご紹介しておりますので、ぜひご覧いただければ嬉しいです♪
お読みいただきありがとうございましたm(__)m

